第十二話 仏ブライ

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私が言うと、青空ちゃんは満面の笑顔で私を見てくれたの。 手をつないでからフィンちゃんに念話をすると、また喜びの声が聞けたので、そのままフィンちゃんの魂に飛び込んだの。 フィンちゃんもすっごくよろこんでくれて、三人で手をつないでカノンちゃんを迎えに行ったの。 「あーあ…  セイラちゃん、念話、してくれないかなぁー…」 カノンちゃんがつぶやいていたの。 「ほんと、セイラちゃん大好きよねっ!  この学校に編入してもらえばいいじゃない…  …ああ、そっか、平和…」 ダフィーちゃんが少し落ち込んでいたわ。 「もう簡単に平和にしちゃいたいくらいだわっ!  パジャマパーティーもお預けだしぃー…」 「でもいいわね、そういったお友達…  …私…」 私はまずはダフィーちゃんに笑顔を向けたのっ! 「こんにちはっ!  カノンちゃん、迎えに来たよっ!!」 カノンちゃんは私を見つけてすぐに走り出し、私に抱きついてきて、「ごめんなさい、ごめんなさい」って泣いて謝ってくれたの。 「もういいじゃない、解決したから…  ダフィーちゃんも一緒に来る?」 ダフィーちゃんはすごくよろこんでくれたわ! すぐにお母さんに連絡したんだけど、「ダメだって言われたぁー…」って、すごく悲しそうだったの…     
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