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この世界以外はあまり見ない方がいいって…
―― その気持ちも、わかるかも… ――
「ダフィー行って来いっ!
何事も経験だ!
おまえの母ちゃんにはオレから言ってやる。
さらに、お父様にも連絡しておこう。
オレはお父様は反対されないと思うんだがな」
カノンちゃんたちの悪魔の担任の先生がおっしゃったの。
すっごく話のわかる先生だって思ったわっ!!
それに、お父さんとお母さんの扱いが全然違うの…
お父様はきっとそれほどの人なんだなぁーって思ったわ…
「はいっ!
先生っ!
ありがとうございますっ!!」
ダフィーちゃんは先生の意見をとったみたい。
私、うれしくなって、悪魔さんに変身してあげたわ…
担任の先生は、またへなへなと床に腰を落とされたわ…
「…話のわかる先生で何よりだぁー…
なあ、ダフィー…」
私が言うと、ダフィーちゃんは超高速でうなづいていたわ…
「あ、ああ、セ、セイラ様…」
先生は根性で立ち上がってこられたわ。
「なんだぁー、言いたいことがあったら言ってみろっ!!」
「ヒィ!!」と先生が言ったんだけど、どうやらお願いがあったみたいで、龍に変身してくれないかって言われたの。
「いいぜぇー…
しっかりと見ておくことだぁー…」
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