第十二話 仏ブライ

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この世界以外はあまり見ない方がいいって… ―― その気持ちも、わかるかも… ―― 「ダフィー行って来いっ!  何事も経験だ!  おまえの母ちゃんにはオレから言ってやる。  さらに、お父様にも連絡しておこう。  オレはお父様は反対されないと思うんだがな」 カノンちゃんたちの悪魔の担任の先生がおっしゃったの。 すっごく話のわかる先生だって思ったわっ!! それに、お父さんとお母さんの扱いが全然違うの… お父様はきっとそれほどの人なんだなぁーって思ったわ… 「はいっ!  先生っ!  ありがとうございますっ!!」 ダフィーちゃんは先生の意見をとったみたい。 私、うれしくなって、悪魔さんに変身してあげたわ… 担任の先生は、またへなへなと床に腰を落とされたわ… 「…話のわかる先生で何よりだぁー…  なあ、ダフィー…」 私が言うと、ダフィーちゃんは超高速でうなづいていたわ… 「あ、ああ、セ、セイラ様…」 先生は根性で立ち上がってこられたわ。 「なんだぁー、言いたいことがあったら言ってみろっ!!」 「ヒィ!!」と先生が言ったんだけど、どうやらお願いがあったみたいで、龍に変身してくれないかって言われたの。 「いいぜぇー…  しっかりと見ておくことだぁー…」     
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