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―― やっぱり、硬い体は得、なのかなぁー… ―― って、思っちゃったわ。
何気なく私の体に触れると…
―― うっ! 硬いっ!!
女の子の皮膚じゃないじゃないっ!! ―― って思ったけど、一樹様のような方もおられるので、あまり気にしないことにしたの。
… … … … …
―― またひとり、お友達ができちゃった… ――
ダフィーちゃんは覇王様が功太様の世界に連れて行ってくださったの。
そして、明日の夜はパジャマパーティーしようって言ってくれて…
―― ああ、すっごく幸せ… ――
「セイラ、そろそろ寝た方がいいわよ。
もう朝寝、できないんだから」
「…うっ!
そうだった…
みんな、おやすみっ!!」
私は急いで階段を駆け上ったわっ!
~ ~ ~ ~ ~
「さて、明日からだが、イルニー国国境近辺の戦闘の妨害、
これでさらに一段落だと思う。
だがこの星は広いからな。
陸地だけで言うと、戦闘を終えたのはまだ百分の一程度だ。
だが急いで止めることはなさそうだ。
あおるものがいなくなったので、鎮静化が始まっている。
これ見よがしに、大きい戦場だけつぶして行くのも手だろう」
ゼンがいうと、みんなはうなづいたの。
とりあえずはこの国を磐石にして落ち着く必要がある。
「ところで、神の方はどうなってんのよ」
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