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私は混沌から材料を出して、セイルと協力して家を建てたの。
暗いので、私が何をしているのかわからないみたい。
広い囲いも造って完成したの。
草を乾燥させて、火を起こしたわ。
ただの焚き火なのに、辺りは昼間のようになったの。
「あまりケンカはしないことね。
この辺りって、人間がまるでいないから」
私が言うと、二人は大声で笑ったの。
「レイチェル、任務完了でいい?」
「あ、あなたのお名前を…
子供ができたら…
その名前を…」
レイチェルは恥ずかしそうにして言ったの。
「男の子用と女の子用があるわ。
セイルとセイラ」
私が言うとレイチェルは納得してくれたの。
そして私は現実に戻ったわ。
―― 私、飛べなくて無人島に流されても、たくましく生きていけるわね… ――
などと考えると、すっごく面白くって大声で笑っちゃったのっ!
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