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第二十六話 超激ショックッ!!!
夢に移行した私は、やっぱりこの事態が発生したわって思って、すっごく残念に思ったの。
これは確実にあるって思っていたんだけど、それを目の当たりにして、これがやっぱり現実だって思い知ったの。
絶対には、やはり起こりえない。
こういった力を持った人たちは、謙虚に健全に平和のために生きるべきなのって、改めて感じたの。
「…武器対素手?」
フローラが遠くの戦場を目を細めて見てから、つぶやくように言ったの。
ランちゃんは武器を持っている方に同情のまなざしを向けているの。
「武器対気功術」
ダンたち三人には、勇者と気功術の簡単な説明はしていたので不思議にも思わなかったはずなの。
私が言うと、フローラはランちゃんと同じように、武器を持っている兵士たちに同情の眼を向けたの。
私が依頼を受けたのは、武器を持っている方。
私たちは少し遠回りをして、その司令官にゆっくりと歩み寄ったの。
「…まっ、まさか…」
「そう、願いを叶えに来たわ。
だけどね、
私の思う善の正義があなたにあるとは思えないんだけど…」
「うっ!!」
この司令官にはごく普通に善と悪がある。
命令されたので仕方なく、と言ったところだろう。
「向こうの事情を聞きたいわ。
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