第八話 結城覇王

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第八話 結城覇王

むかぁーしむかし… 考えられないほどの大むかし… セイントという名前の青年がいました。 ある日、セイントたちの家族のペットで、ヤマという名前の大きな大きな首長竜に子供が生まれました。 生まれた動物はかわいいネコで、セイントはベティーと名付けました。 セイントはうれしくてうれしくて、記念にベティーの木像を彫ったのです。 セイントは気づいていませんでした。 実はその木像には魂が宿っていたのです。 魂はふわりふわりと宇宙をさまよっていきました。 ある星にたどり着いた魂は、人間の女性として生まれました。 その女性には名前はありません。 星々を旅して、人間や動物の調査をして、暮らせる場所があれば人間や動物を産みました。 生物が増えると、女性は別の星に一瞬にして飛んだのです。 次の星に人間はたくさんいたので、動物の調査をしました。 なんと動物は人間によってほとんど食べられていました。 調べてみると、猛獣などの凶暴な動物がいなくて、家畜にもせず殺しては食べていただけなので、生息数が激減したのです。 女性は人里離れた場所に、動物をたくさん産みました。 もちろん、凶暴な動物もいます。 女性の想いが深い、ネコも生みました。     
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