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第十五話 大迷惑な飛んでくる惑星
私の一日のスケジュールの中に、マックスとデロイ君の特訓の項目が増えて、私はすっごくうれしく思ってるのっ!
マックスもデロイ君もめきめきとその実力を上げていったわ。
そしてマックスは精神的にも大人と変わらないほどになっちゃったの。
私、お姉ちゃんなのに…
でもマックスは言うの、
「ずっと、お姉ちゃんでいて欲しいんだ」って…
私、いつもいつも泣いちゃうの…
「…あ、危険信号っ!」
ついに、マックスの成長の時がきたわっ!
たった一週間で本当にすごいって思っちゃう!
「だったら行こうかっ!!」
「えっ?!」
私たち、一瞬にしてジゴクのマックスと出会った場所に来ていたの。
「細田様っ!!
…もう、驚いちゃいましたよぉー…」
細田様は満面の笑みだったの。
「カノンちゃんの弱点さん…
芝居とか、してもらえないかな?」
―― 私が、カノンちゃんの弱点… ――
私、よくよく考えたけどわからなかったの…
「ボクは答えられるけど、これはお姉ちゃんの修行でっ!!」
マックスが満面の笑みで言ったわ…
早速マックスの衣替えが始まって、ほぼ私と同じ身長になったの。
まだなんとか、かわいい弟の域は超えていないって無理やり思ったわ…
「細田先生っ!
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