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第十八話 妖精になった日
むかしむかぁーし…
ネコ人間として生まれて100億年生きた魂は宇宙空間をさまよっていました。
ここは真っ暗な世界ですが、輝くように光を放っている太陽が、辺りを明るく照らしています。
すると、大勢のかわいらしい子供たちが逃げるようにしてその魂の脇を通り過ぎて行きました。
明るい太陽がある方向からやってきたのです。
すると、太陽の近くにあった星が大爆発を起こしたのです。
そして太陽も何もかも全部爆発を起こしたのです。
ですが漂っている魂には何の影響もありませんでした。
しばらくすると、爆発した星から多くの魂が浮かび上がって、蜂の巣をつついたかのようにばらばらに飛んで行きました。
魂は星の爆発も気になりましたが、先ほど通り過ぎて行ったかわいい子供たちに興味が沸いたのです。
星から目を背けようとした時に、巨大な黒いものが現れて、散らばっていた星屑などを吸い込んでしまいました。
この辺りは真の暗闇となってしまったのです。
魂は急いでかわいい子供たちを追いかけました。
様子を見ていると、妖精と呼ばれる子供たちは、チカラを持った者にあいさつなどをして雇ってもらっているようです。
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