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第二十三話 ダンジョンにいるゆかいな仲間たち
簡単に私たちのいる宇宙の見た目の平和は訪れた。
だけどこの先の方がきっと大変。
お店のお金をちょろまかしていた婦人一家は、誰にも何も言わずにどこかに引っ越して行った。
きっと、またどこかで悪さをするって感じたわ…
だけどメリスンが言ったように、お店を手伝ってくれるおばさんたちが増えたの。
理由は簡単。
子供たちへのごほうびの足がかりを知るため。
やっぱり自分の子供はかわいいので、何とかして願いを叶えたいって思ったようなの。
それを知りたがった婦人たちに、具体的に青空ちゃんが何をしてくれたのか説明したの。
神の予言のような言葉でごほうびをもらった事を聞いて愕然としていたわ…
普通ではありえないことをしなければごほうびはもらえない。
だけどメリスンは言ったの。
「今回の件で、みんなにもよくわかったと思うの。
戦争がないだけで、真の平和はまだ訪れていない。
もし、子供たちにいい行いが見えたのなら、村役場に子供用の馬車を寄付するわ。
いい行いが見えれば見えるほど、ごほうびは増えるって思っておいて欲しいの」
―― 餌付け… ――
確かにこの方法が一番いいって思うの…
だけど…
「押し付けはダメよ。
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