第二十四話 新しい仲間たち

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第二十四話 新しい仲間たち

「んなっ!  なぜここにっ?!」 私、奇声をあげちゃったわ… 今は遠くにいて、爽太君のレクチャーを受けていたの。 恭司君たちも満面の笑みだった。 ―― キングさんたちも必要って… ―― そうすれば、恭司君たちもすっごく助かるから。 小隊が中隊になったって感じ… 強さで言えば大隊以上になっちゃったわっ!! しかもキングさんは恭司君よりも強いから。 「やあ、セイラ」 私の龍の生みの親のブライ様が気さくにあいさつをしてくださったんだけど… 気配が… 私、ピンポイントで気配を探って、魂のある場所に体を向けたの。 「うっ!  見えてるの?」 「はい、魂はちゃんとありますわ」 私が笑みをうかべると、ブライ様は姿を現されたの。 「だがセイラだからこそだろうな。  …しかし、父ちゃんなんか魂まで消してしまうからなっ!!」 ―― 私、その時は必死になって探すだろうなぁー… ―― ―― 捕まえられたらお嫁さんっ! ―― ブライ様が、罰を受けて苦しんでいる私を見て、『やれやれ…』と言った顔をされたわ… 「言っておくが、試しに罰を受けることなどはやめておいた方がいいぞ。  下手をすると仏を解かれる」 ―― うっ! おっしゃる通りかもっ!! ――     
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