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「人に対し心など持たなかった逸香にはもう一人の逸香がいて、、、
自分が聖人だと疑わなかった僕は生徒に手を出す愚人教師だったと言うわけだ」
逸香の手首に残る僅かな傷痕に口づけ、押し倒した
「皮肉なもんだな」
「涼」
くすりと笑い、締まった身体に熱を帯びる身を重ねた
「嫌なら抵抗するといい。
だが逸香の抵抗は今の僕を愉快にさせるだけだ」
薄い唇が何かを言う前に塞ぎ、呼吸を許さぬほど押し付けたその隙間から遠慮なく舌を捩じ込む
「んっ、、、はぁ、、、り、、、涼」
逸香の柔軟に上がる片足を肩に掛け、遠野の口づけは細い顎から開いているシャツの中の鎖骨、繊細に盛り上がった乳首へと移る
「あのパテルと美月君の映像を使って逸香がしようとする事を止めはしない。
共犯になれと言うなら喜んでなるよ。
汚いことも、犯罪も厭わない」
吸い上げる乳首に逸香の身体が僅かに持ち上がるのを受けて、遠野を拒むのか求めるのか曖昧に触れる片手を押さえ、
「怖いか? この手は逸香を愛しているのに」
瞳の上で涙を揺らしながら首を振る逸香を笑みで包み、そのまま指を絡めた
「、、、、」
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