思春期真っ只中

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思春期真っ只中

当時は僕もかなりミーハーだったワケで… キョンキョン(小泉今日子)のファンで、明星や、既に廃刊になってしまったが、DUNK(ダンク)という雑誌を買っていた記憶がある 明星はアイドル専門雑誌だったが、DUNKは大人の雑誌の要素もあって、裸になってる女性の写真もかなり掲載されて、それは当時の僕らにしてみりゃ…なワケになるし クラスでは、中森明菜やキョンキョン、石川秀美、早見優 男のアイドルではトシちゃん(田原俊彦)マッチ(近藤真彦)シブがき隊 そしてこの年に人気を博したチェッカーズや吉川晃司、岡田有希子等のファンもいた チェック柄のシャツやジャケットや、セーラーズのトレーナーなんかが流行っていたっけ 当時の僕はそんなに親から小遣いを貰えなかったので、ファッションには疎い方だったが、それなりの格好をしていた…と思う ヘアースタイルは、長渕剛が家族ゲームというドラマでコミカルな家庭教師役を演じており、その時、長髪だったがトップが立つぐらいの長さにして、つくしんぼうの様な頭を真似ていた、うん、かなり意識していた 「小野っち、それ長渕の頭真似たろ?」 よくそう言われていたな 確かに真似ていたが、思春期のプライドからか、「うん、そうだよ」とは言えずに「えっ、そんな事ないよ」と否定していたけどね 2学期になると、部活は卒業して受験に備える 僕は勉強もせずに、放課後は学校に残り、友人と他愛の無い話をして時間を潰して何やってんだか 何の話をしていたのか忘れたが、異性の話や、進学の話だと思う 今思えば何でああいう話で盛り上がったのだろうか? 上手く言葉に伝える事は出来ないのだが、悶々としていた様な気がした それは僕だけじゃなく、他の友人も同じ気持ちだったに違いないんじゃないかな… 大人びた真似して、麻雀をやったり煙草を吸ってみたり 背伸びばかりしていた時期、要は変な事に感化されやすいヤツだったってワケで
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