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やりたくも無い事をやり続ける人生が俺の人生では無い。
俺のレールは俺が敷く。
勿論だが俺の考えは甘っちょろい考えだと理解もしている。
覚悟の上だ。
障害物があってこその人生だ。
漢字にも記されている。
命という漢字には叩くという漢字が着いている。
これは「人は一度は叩かれる。」という意味だ。
叩かれる所から人は輝きを増すんだよ。
手に2万円を握りしめ、家を飛び出した。
手始めに知り合いの自営業を営む親という親をあたり住み込みで仕事をさせてくれと無謀な戦略に走った。
案の定断られた。
まぁ、そう美味い具合に行くわけが無い。
だが俺は諦めない。
家に帰る訳にはいかないので友達の家を点々とし泊めてもらい、朝はそこら中の自営を営む会社にアポ無しで訪問し、「社長に合わしてくれ」と頼み込みまくった。
勿論、追い返される。心折れそうにもなったが、ここで折れる俺の信念では無い。
"話だけでも聞いてくれ、仕事が欲しいんだ"
画用紙を切り取り、名前と電話番号を無理矢理に置いたりもした。
諦めず次の日も次の日もアポ無しで訪問しまくった。
すると10日目の昼頃、スマホが鳴り響く。
知らぬ番号だ。
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