フリーダム!!そして現実。

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「はい」と恐る恐る応答すると、「神木君かな?僕は福田鉄鋼の代表、福田 和樹なんだけど…」 福田鋼鉄!?ここらで一番大きな会社だ。 訪問した会社は全てメモしている為、把握済みだ。 「あ!はい!!お電話返して頂き有難うございます。」 一際大きな声で返事を返した。 「聞いた通りの元気そうな子だね。なんでも仕事を探してるみたいに聞いたけど、一度話しだけでも聞きに来ないかい?」 断る理由へ無い。それがなんの仕事だろうと始まりは始まりだ。 「はい!!」 それから夕方頃に福田社長と時間を合わせて、会社に訪問した。 応接室に座らされ、秘書らしき女性が茶を入れて湯のみを俺の前置いた。 緊張してないと言えばしている。 心臓が口から飛び出そうだ。 とりあえず落ち着く為に茶を啜ると熱くて吐き出してしまった。 赤面する俺を見た秘書はクスッと微笑み、布巾でテーブルを拭き取った。 「す、すみません。」 恥ずかし~。 そうこうしていると応接室の扉が開かれる。 「やぁ、待たせたね。」 初めての対面だが、見た目35歳程でなかなかの人格者であるオーラ的なものが放たれていた。 頭もツルツルだが…。 「初めまして、神木 響也です。お時間を作って頂き感謝します。」     
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