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(わたしと…子作りするの…嫌ですか…?)
とまで言いだす始末であった。
さすがに出会ったばかりでそれは早すぎる。
それにこれから世界を廻らなければならないのだ。
パパになるのはまだ先だろう。
「くす…くす…」
どこからかくすくすと笑い声がする。
気がつけば女神様は横になりながらこちらを見て微笑んでいた。
ナ「なんだ、起きてたのか」
昨日、最中の時に
(んっ、ナナシ様…あっ、もうっ、敬語で話すのはお止めにしませんっか?)
(ん……そうだな、じゃあ…タメ口で。女神も普通に話してくれていーよ)
(…ナナシ様が強く望むのであっ…ればっ…そうしますが…ナナシ様はいずれ私達のっ…上に立つ御方…私はそういうわけにはっ、いきませんっ)
というやり取りを経て、俺だけはタメ口になった。
まぁ神様の歳のとりかたは知らないが、どう見ても俺より年下に見えるから自然ではあるか。
女神「だってー、ナナシ様ったら真面目な顔しながら…そんなになってるんですもん」
見れば下着一枚の俺の下半身は回想のおかげですっかり山を作っていた、真面目な顔してこれじゃあ確かにシュールだ。
ナ「色々…これからの事を考えててさ」
嘘をついた、考えていなくはないが殆ど官能的なシーンだった。
女神「………」
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