第2話 またの名をナナ

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衝撃だった、そのシステムにもそうなのだがそこではない。 解決法は俺が女の子になるしかないということか? 男性から能力を貰う場合は戦って勝てば大丈夫ですーとかそんな答えを期待していたのに。 そんな都合の良い展開はなかった。 女神「せっかくですからー私がいじっていいですかー?こんな感じでー…」ポチポチ アバターを女性にしたら心も変わってくれるのだろうか? 二重人格的な感じで何かスイッチで変わるのだろうか? だといいが…ていうかそうじゃないと困る。 女神「少しナナシ様の面影を残しつつー…男の人が好きそうな要素を取り入れてー…」スッスッ 性別が変わっても心が俺のままじゃあ男との濃厚なラブシーンなどできるわけがない。 ヤバい、考えただけで吐きそうだ。 女神「できましたー!こんな感じはどうですかー?ナナシ様!」 ナ「な、何が?い…いいんじゃないか?」おえっ 女神「じゃあー決定ー」ポチ その瞬間、閃光のような光に俺は包まれる。 キラキラとしたエフェクト効果が辺りを舞い、身体に変化が訪れた。 体躯が細くなり、胸は膨らみ、髪が伸びる。 その様子はまるで魔法少女の変身シーンだった。 いい歳した男性が魔法少女に変身するシーンが頭に浮かび、変身しながらも、また吐きそうになった。 ~~~~~~~~     
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