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女神は再び空中に画面を呼び出す。
今度はマップ画面らしい、東西南北表示があり、自身のいる場所が青い点で点滅している。
女神「現在地がここです、ここから北に名前をつけられ野に放たれた【名獣】というモンスターが生息する森林があります。徒歩で大体一時間ほどでしょうか」
うん、その距離なら訓練地に丁度良いかな。
ナナ「じゃあ、ちょっと行ってくる。女神はお留守番してて」
女神「え!?私も一緒に…」
ナナ「それじゃあ訓練にならないでしょ。これから一人旅するんだから」
女神「………でもー」
ナナ「大丈夫、あと数日はここにいるつもりだから。帰ったらいっぱい可愛がってあげるから覚悟しといて」
真っ赤になる女神。
女神「……そのお姿で言われると…別の意味でドキドキします…」
そうだった、私は今女だった。
ナナ「じゃあ、行ってきます」
こうして新たな世界への扉を開ける。
あれ、今、俺、私って思ったような……
意外と順応早いの?私……
別の世界への扉も開きそうなナナシもといナナであった。
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