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雪雄
<んーすまん…>
ワタシは雪雄を見つめる
蒼空乃
「その、艶っぽい声は…
ワタシとヤってる時だけにして…//」
雪雄
<虹絵…//>
あ、通りがかりの人…
雪雄は素早くうつむく
通りすがりの人♀
「シベリアンハスキーだ!可愛い…」
通りすがりの人♂
「ちょっと顔、見てみたいかも…
シベリアンハスキーって目の色綺麗だし可愛いもんな…」
通りすがりの人達は駅方面に向かって歩き
ワタシ達は公園に入った…
雪雄
<結構、たくさん人がいるんだな
公園に来たのは失敗だったかもしれない…>
ワタシは近くのベンチに座る
蒼空乃
「そんなことないんじゃない?
ほら、あっちの広場はそんなに人いないよっ
あっちいく?」
雪雄は頷いて、ベンチから立ち上がり
向こうの広場のワタシは木陰に座った
ひとけのない広場…そこで雪雄は駆け回る!
雪雄
<久しぶりに走るぜ!>
ワタシはその様子を微笑みながら見つめる
通りすがりの人♂1
「なぁなぁ、口裂け女の都市伝説って知ってっか?」
通りすがりの人♂2
「ああ、知ってる知ってる!
この前もこの辺りで目撃されたって聞いたぜ」
口裂け女…ワタシは背後を歩く
男性達の話し声に耳を傾ける…
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