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雪雄
<口裂け女の苦手なものや好物は知ってるか…?>
…!?
蒼空乃
「ゆきおっ!」
ワタシは驚いて雪雄に視線を向けた
雪雄
<脅かしちまってすまん…>
ワタシは苦笑しながら首を左右にふる
蒼空乃
「いいえ…いいのよ、口裂け女の
苦手なものとかは分からないわ…」
雪雄は頷いた
雪雄
<じゃあ、教えてやるよ…
口裂け女の苦手なものは
ポマードという言葉と鏡だ
そして、好物はべっこう飴…>
なるほど…
蒼空乃
「ポマードがなんで苦手なのかな…」
雪雄
<一説では、整形外科のドクターが
ポマードっつう整髪料をつけてて
そのドクターのせいで口が
裂けてしまったらしくて
それでそのワックスの匂いがトラウマで
その言葉が苦手だと言われてるらしい…>
整形で失敗しちゃったのね…
蒼空乃
「鏡が苦手なのは…やっぱり、自分の
裂けてしまった口を見たくないからなのかな…」
雪雄は頷いた
雪雄
<まあ、そう言うことだろうな…>
雪雄はワタシの前でお座りして見上げてきたわ!
蒼空乃
「確か…口裂け女って、会った人の
口を裂いちゃうんだっけ…」
雪雄は少し考えて頷いた
雪雄
<ああ、最悪死ぬぜ…>
ひぃい…!
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