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蒼空乃
「それって、かなりヤバイわね…遭いたくない…」
雪雄は何度か頷く
雪雄
<そんときは俺が護ってやるから安心しな>
頼もしいわっ
蒼空乃
<ありがとうっ!>
ワタシは雪雄の首もとに再び抱きついた
雪雄
<どうする、もう帰るか?
この辺り夕暮れどきになると
口裂け女が出てくるらしいし…>
気づくと回りにはもう誰もいなくなっていた…
蒼空乃
「そうね…帰りましょうか
口裂け女が出てくる前に…」
雪雄は頷いて、ワタシ達は公園からでる
雪雄
<なんか、不気味だな
誰もいないじゃないか…>
さっきまで車、いっぱい通ってたのに…
蒼空乃
「なんか、肌寒くない?」
あ、でも雪雄は寒くないっか…
雪雄
<ん…?まあ、少しだけな…>
その時、背後に気配を感じて
ワタシ達は立ち止まる…
<ねぇ…>
っ!
雪雄
<噂をしてたらなんとやら…お出ましか…>
ワタシと雪雄はゆっくり振り向いた…
マスク女
<ねえ…>
赤いコートを着た女性がいて
ワタシは少しだけ後退る…
蒼空乃
「な…なにかご用ですか…?」
赤いコートの女性は大きなマスクを外したっ!
口裂け女
<私って…綺麗?>
ひゃああああっ!
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