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蒼空乃
「と、とても…綺麗ですっ!」
両手を伸ばしてきた
口裂け女の動きが止まった…
口裂け女
<え…ほんと、に…?>
ワタシは口裂け女の目をまっすぐ見つめる
蒼空乃
「本当ですっ!」
口裂け女は両手を下ろして後ずさった…
口裂け女
<…ありがとう…>
すーっと消える口裂け女…
雪雄
<ヒュー…やるな、虹絵…>
再び車が通り始め、肌寒さもなくなったわ
蒼空乃
「ふぅ…怖かったぁ…」
ワタシはへなへなとその場に座り込む…
雪雄
<大丈夫か、虹絵…?>
ワタシは雪雄に視線を向けて頷いた
蒼空乃
「うん…大丈夫よ…
今日はもう帰りましょう」
雪雄は頷き、再びワタシを
その背中に跨がせてくれたっ!
そのまま、家に向かって駆ける雪雄…
しばらくして、自宅について
ワタシは扉の前でおろされ
ワタシは扉の鍵を開き
雪雄が先に家にはいる…
ワタシも家にはいって扉を閉じ
内側から鍵をかけた
そして、雪雄とお風呂に入り
パジャマに着替えてベッドに潜り込むと
雪雄も一緒に潜り込んできた…
雪雄はほっかいろみたいに温かいから
すぐに眠くなってくる…
ワタシは雪雄のお腹を撫でながら眠りに堕ちた……
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