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蒼空乃
「はい!ワタシの携帯に電話をかけてください
ワタシも先輩にかけます…それで両方の携帯が
同時に通話中になるはずなんですが…
どちらか一方の携帯だけ
違うところに繋がるんですって!」
黒影 月下
「その繋がった先が
怪人アンサーと言うわけか…」
ワタシは頷いた
蒼空乃
「そういうことですっ!」
黒影先輩は頷いて
ワタシの携帯に電話を掛けてくれて…
ワタシは黒影先輩に電話を掛けた
二人で同時に携帯電話を耳に当てる
二つとも通話中の表示が出て
当然繋がらないけど
黒影先輩の顔色が変わった…
黒影 月下
「も、もし…もし…」
雪雄が顔をあげた
雪雄
<繋がったかもな…>
蒼空乃
「黒影先輩…?」
あ、こっちに背を向けて
なんかこそこそ話してる…
黒影 月下
「蒼空に…彼氏はいるのか…?」
なにかな…声が小さすぎて
何て言ってるか分からないわ…
蒼空乃
「……」
ワタシは黒影先輩をじーっと見つめる
黒影 月下
「そうか…分かった、そいつを
潰せば…彼女はぼくに…ありがとう…」
あ、電話おろした…
蒼空乃
「黒影先輩、繋がったんですか?」
彼はこちらをちらりとみてから
うつ向く雪雄を睨み付けてる…
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