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蒼空乃
「わぁ…」
黒影 月下
「興味があると言うよりは仇をとりたいんだ…
ぼくは男だから、子供を体内で育てる機能はないし
そいつに復讐してやるんだ…
蜘蛛用の殺虫剤だって買って常に所持してる
奴は女性ばかりを狙う卑劣な奴で
蜘蛛の巣はって通りがかる女性と
誰彼構わず交尾しようとしてくるらしい…
おまえも、気を付けた方がいいぞ
奴の瞳は美しいらしいから…
みいられたら最期だ…ブツブツ…ブツブツ…」
黒影先輩はそのあとブツブツ言いながら
ワタシの横を通り過ぎる…
黒影 月下
「蜘蛛男に気を付けろ…ブツブツ…
奴はおまえを狙ってる…ブツブツ…ブツブツ…」
なんか怖いわ…黒影先輩、真顔だし…
よ、よし…とりあえず気を取り直して
さっさと帰ろっと…
会社からでたワタシは、会社そばのバス停で
自宅のそばの公園まで乗せてくれるバスを待った
バスに揺られるなか、ワタシは
スマホをいじり都市伝説について調べる…
ー人面犬の都市伝説ー
①人面犬の特徴、シベリアンハスキー並の大型犬の身体で
人の顔を持つ、その顔は若い青年…
②名前があるようだが自分から言おうとはしない…
③真夜中の都心、ビルの一角に
人面犬は誰かを捜すように徘徊している…
ふむふむ…
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