花吐き少年と、虚ろ竜の物語について

3/3
15人が本棚に入れています
本棚に追加
/480ページ
この物語は、こことは違うどこかであった物語です。その世界は水底と呼ばれ、常闇が支配する水の底のごとく暗い世界でした。水底の上にはさらに二つの世界、異世界を背に乗せて飛ぶ虚ろ竜たちの中ツ空と、この世界の頂にある地球があります。  これら三つの世界全てを総称し、虚ろ世界と呼びます。  本作はそんな虚ろ世界の底にある水底で繰り広げられた花吐きヴィーヴォと、虚ろ竜の娘ヴェーロの物語を綴った書物になります。
/480ページ

最初のコメントを投稿しよう!