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その後庄屋は頭がおかしくなり、行方が分からなくなったということで御座います。またも村人総出で探しますと、ふくべ沼に浮かんでおりました。そばにはなぜか花が大事にしていた人形が風に揺られて浮いておりました。村人はなぜ人形が庄屋の傍らにあったのか不思議に思いました。そしてその人形を寺へ預け供養しもらいました。
えっ、その人形ですか? はい。今も大事に供養されております。住職がお経を唱えて、上手くいった時にはチリーンと鈴の音が聞こえるそうです。
はい。これで私の話は終わりです。
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