息づかいと腰づかい2

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まずはティッシュがないかどうか机の上を探し、ティッシュを数枚取り出し、千里の花弁から滴り落ちるザーメンを拭き取った。 心臓がバクバクする。 ここで慌てているのを悟られないようにしなければ… 「賢者タイム突入した?」 千里の言葉でドキッとした。 確かに男はザーメンを出すと賢者タイムに突入する。 「い、いや、そんな事はないよ」 僕は虚勢を張っていた。 「…あ、でも中に出して大丈夫なの?」 恐る恐る千里に聞いてみた。 千里はこちらを見ながら答えた。 「リングしてあるから、大丈夫」 その言葉を聞いてホッとした… 「それよか、喉が渇いた」 千里はバッグから取り出したミネラルウォーターをゴクゴクと飲んだ。 あぁ、僕も喉が渇いた… だが、ビジネスホテルには冷蔵庫に飲み物など完備していない。 コンビニに行って飲み物でも買うか… ついでにATMでお金をおろさないと。 僕は千里にコンビニに行くと伝え、部屋を出た。 千里はその間、シャワーを浴びていた。 外へ出て、財布の中身を見ると小銭しか無かった。 こりゃ、かなりお金を使ったな、今日は。 でも、悪い気はしなかった。 足取りが軽く、僕はコンビニへと向かった。
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