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女が言った転生の旅…恐らくだが果てしない回数の生と死を繰り返しているんだろう。
そして、終わりは突然訪れる。
光が全身を包み、消えると私は戻ってきていた。
「長かったわね。どう、能力の方は?」
「体感としてはそこまでだった。どれくらいたったの?」
「時間としては一瞬よ。私らからしたらね」
「ふぅーん」
「それで、能力は?」
「あぁ…えぇ!?」
ステータスを確認すると、能力の覧がとんでもないことになっていた。
死んだことが原因か、耐性スキルと回避スキルが山のように並んでいる。その他にも用途がわからないスキル名があってチンプンカンプンだ。
「あら、ちょっと張り切りすぎたかも。まぁ、そのうちに精霊が上手く纏めてくれるからその報告を待てばいいわ」
「うん…わかった」
「さて、本当に時間が惜しいし本題入るとしましょうか。貴女がこれから転生する世界について」
「…では、私が他の二人よりも一つの国を強くしろと?」
「えぇ、物分かりが良くて助かるわ」
女はこの世界の女神の一人らしい。
この世界は私が住んでいた日本がある世界とは別の世界で、魔法やモンスターなどが存在する一方で化学の進歩が進んでいないという。
遥か昔、地球同様にこの世界はいくつかの大陸にわかれ、それぞれの暮らしをしていた。
しかし、いくつもの大災害が各地で起き、あらゆる生き物が絶滅の道を歩んでいた。
そこで、女神は考えた。
分かれた大陸を管理するよりも、一つの大陸を管理する方が効率よく世界を回せるのではないかと。
女神は新たに3柱の女神を呼び、大陸を一つにまとめ、それぞれに権限を与え、それそれが人間、魔族、獣人を新たな女神が管理することになった。
険しい山や雪が降り積もる大陸北部には魔族。そこから遥か南西に穏やかな気候が特徴の所に人間。そかから遥か東に一部大森林を抱えた所に獣人が分けられた。
そこに新たなシステムが女神により与えられ今の大陸は互いに牽制するように生活をしている。
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