動乱

3/637
前へ
/638ページ
次へ
ているが、刀で勝てるはずがないと言っていたのです、幕府はどうする積もりなんだと聞くので、わしみたいな下っ端にわかるはずがない、それなら開港するしかないだろうと言うと、 そうなると異人が江戸の町を闊歩することになるぞと言うので、同じ人間だろうと言うと、色々と問題が起こり、新太郎も大変だなと言うので、それが役目だから仕方ないよと笑った、 のです、よしわしは蘭学所にはいろう、蘭学を学べば奴らに勝てる方法が見つかるだろうと言うので、剣術はどうするのだと聞くと、やめたと言うので、剣術の修行に来たのだろうと、 言うと、 わしは自費で来ているのでやめるても良いのさと言うので、江戸に自費でくるなんぞは金持ちなんだなと言うと、祖父が城下で質屋と金貸しをやっているんだ、この祖父が出してくれ、 ているのだよ、だから困らないわけだと笑ったのです、竜馬がおまえは勝麟太郎を、知っているかと聞くので、何回か立ち会った事がある、直心陰流の目録持ちだと言うと、屋敷はと、 聞くので、本所に住んでいると言うと、 蘭学にも詳しいと聞いておる、紹介しろと言うので、両国橋の近くだ、非番の日に連れて行ってやろうと約束したのです、暫くは道場には来んと言うので、何をする積もりだと聞くと、     
/638ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加