60人が本棚に入れています
本棚に追加
佐久間像山と言う、蘭学者が塾を開いているそこに行ってみようと思うと言ったのです、竜馬と別れて家に帰ると、妹の雪がもう直ぐ夕餉が出来ます、湯にでも行ってくだされと言う、
ので、
銭湯に行き汗を流してサツパリして二階に座ると、銭湯の娘の鈴が上がり酒を注いで今日は非番ですねと言うので、ああ、道場で汗を流してきたと言うと、千葉道場では町人も剣術を、
習っていると聞きましたがと言うので、文蔵も習っているではないか、身を守る為の剣を教えていると言うと、女子はダメなのですかと聞くので、指南料さえ払えば誰でも教えるぞと、
言うと、でも叩かれると痛いですねと言うので、
優しく教えるから大丈夫だよと笑うと、今度行ってみます、新太郎様が教えてくれるのですかと聞くので、ああ、いいぞと言うと、ハイと言ったのです、父親の平吉が女子は剣術等、
ならわんでも良いと言うと、襲われた時の用心よ、最近江戸の町も物騒だわと言ったのです、文蔵はと聞くと平吉が目黒村の親戚の家にあっしの変わりに法事で言っていますと言っ、
たのです、
この富士湯の平吉は文蔵の父親で、長らく新太郎の父親の岡っ引きを勤めていたが、父親の引退と同時に息子の文蔵に任せて自分も引退して、家業の風呂屋に精を出していたのです、
最初のコメントを投稿しよう!