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二度目は……キツいけれど痛みはないようだった。
奥を探るように動かすと甘い声が上がる。
「あっ……青木さん……」
「名前……」
「……ぅん……っゆうじさ……っ」
余裕がなくなって、動きを速める。
お互いに唇を求め合いながら、何度も突き上げて……今度は二人一緒に達した。
疲れたんだろう……先に眠ってしまった横顔を眺めながら考えた。
彼女は……こんな俺のことを知りたいと言ってくれた。
自分のことも知ってほしいと。
今まで面倒だと思って、すれ違うことを厭って避けていた。
それも…彼女となら出来るのではないか。
噛み合わないことがあってもお互いの本心を話す事で、分かり合えるのかもしれない。
そんな風に思える日が来るとは今まで思っていなかった。
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