裏・24時間恋愛中

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体が勝手に動いていた。 身をかがめて、目を丸くするひなきにワザと音を立ててキス。 「…そういうことだから、サヨナラ」 元彼女に向かって言い捨て、固まっているひなきの手を取ってその場を後にした。 ……元彼女は顔を真っ赤にして言葉を失っていた。 それもそうだろう。 彼女と付き合っている時は人前で手も繋がなかったのだから…。 自分でも驚いた。 …いや、出会ってからずっと驚かされることばかりだ。 この一人の女の子の存在が、自分の中でどんどん大きくなっていく。 ……これからも沢山、色々な気持ちに気付かせてくれるんだろう。 そんな予感がした。 「…ひなき、愛してる」 隣を歩く彼女に小さく囁く。 また、その頬を染めた可愛い笑顔を見るために。 ・:*+.end.:+
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