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「わー…ちっさ…」
青木君がとろけそうな顔をしてる。
「美人ねぇ。」
店長と山中さんが、顔を見合わせる。
「朝子さんに似たわね。」
なぜか…野田さんの元奥さん、朋香さんもいる。
そして…
「絶対嫁にやらない。」
「えー!!早くも親ばか!?」
青木君に背中を叩かれる…園。
野田さんと会った後、園が現れた。
あたしを諦めきれずに、血眼になってあたしを探していたらしい園は、野田さんからあたしの所在を聞いたらしい。
他人の、しかも…一応恋敵だった人の子供を。
園は『朝子の子供なら愛せる』と、あたしにプロポーズした。
何度も断るあたしに。
無理なんかじゃない。
無茶なんかじゃない。
一生、大切にする。
それで俺も幸せになれる。
と…
仕事も何もかも捨てて、この街に来た園。
「ゆっくりでいいよ。俺を一から知って、少しずつ好きになってくれれば。」
元々…恋をした相手。
だけど、もう一度そんな気持ちになれるかどうか…不安もあった。
それでも、園は言ってくれた。
「一番は子供。俺は二番目でいい。」
…救われた。
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