果実の誘惑

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「あたしだけ裸ずるい…」 「えっ…?」 ひなきが俺のジーンズのベルトに手をかける。 「ちょっ…まっ……」 「やだー」 だ…大丈夫か…? こんなことして……酔いが覚めた時、覚えてるんだろうか? 前を開いてトランクスの隙間から手が入ってくる。 ぎこちない手つきが余計に心臓を高鳴らせた。 外に出された時はすっかり膨張していて、ひなきが息を飲むのが分かった。 そのまま……先の方に口付ける。 こんな時までキス魔……? 「なんか、にがい…?」 「無理するなって…」 「やだ!いつもしてもらってるばっかりだから……」 言い終わる前に口に含んで、舌を絡ませながら唇で挟まれる。 予想外に……上手いのはなんでなんだ……? 「……やったこと……あるのか?」 「はじめて……みくちゃんに……きいたの……ちゃんとできてる?」 自分の為にそんなことを聞いていたなんて、驚いたけど少し嬉しい……。 口に含んだまま喋る舌の動きが、もどかしく焦れったい。 「……ひなき……もう入りたい」 「……気持ちよくない?」 「いいよ……でも、ひなきの中でイきたい」
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