俺は、妹が欲しい。

辛い過去、、、

(俺は公立天正高等学校に通う高校2年生の柳田 蓮だ。)
父は、ごく一般的なサラリーマン、今年6歳になる弟(翔太)がいる。そしてお母さんは5年前に交通事故で亡くしている。当時俺はかなり落ち込んでいたが、こんな俺にも立ち直らせてくれたものがある。
それがアニメだ。
アニメは、俺と同じ辛い経験をしたキャラが頑張っているのを見て元気をもらったり、とても可愛いキャラ達が俺をはげましてくれた。
そんな中でも最も魅力を感じたのが妹キャラだった。
妹というものは、どんなに辛いことがあってもお兄ちゃんの味方になって心の支えになってくれる。
俺はそう言った妹への不思議な魅力を感じていた。
俺には必要な存在だと思った。

そんな俺でも高校生活は、少ないけれど友達はみんないい奴ばかりだった。
(俺って案外恵まれてるかもな。)
そう思っていた。
でも僕にも悩み事くらいある。
そうそれは、父は男手一つで俺たちの2人を育ててくれていたので、夜遅くまで働く事が多かった父の代わりに俺が弟の面倒を見ていた。

俺はいつものように部屋で1人、アニメを見ていたら父から(蓮、大事な話がある。)と言われたので椅子に座り話を聞くことにした。