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なんでもないよ。
そうだ俺は早く答えを出さなくちゃならないんだ。
と言う事を考えているうちに放課後になってしまった。
家に帰る途中結衣に会った。結衣は特になにも言わなかったが何か言いたそうな顔をしているように思えた。
結衣はようやく考えがまとまったのか重い口を開いて言った。
(蓮はどうしたい?)
この質問を聞いて少し考えてしまった。
俺はお母さんが好きだ。でもお母さんはもういない。
そして俺のことだけじゃなく翔太にとってお母さんはやっぱり必要な存在なんだ。
やっぱりこの気持ちには嘘がつけない。
でも新しいお母さんができることになって何かが変わるかもしれない。俺はそう思った。
重い口を開いて俺は結衣に言った。
(俺は再婚してもいいと思う。)
(蓮、、、)
(でも蓮はそれでいいの?)
(いいんだ。これで)
(そう、ならそれでいいんじゃないん蓮が後悔しないんなら私はそれでいいと思うよ)
(色々ありがとな結衣。)
(なんでお礼なんてするのよ)
(色々世話になってきたからなこの5年間。)
(もうやめてよ幼馴染でしょ)
(そうだな今度結衣がピンチの時は俺が助けるからな。)
(これからもよろしくな結衣。)
(こちらこそ)
こうして俺は家に帰った。
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