第1章 出会い

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誰もが考えたことあるだろう 誰かと入れ替わりたいなど そんな考えを可能にした者がいたのだ。 ・ 彼が目を覚ましたらそこは知らない景色が広がっていた。 「ここは、どこだ? 誰かに連れてこられたのか?」 彼が周りを見回したら研究所らしき器具と知らない男性がソファで寝ていた。 「どうやらこの男性に連れてこられたらしい」と彼はすぐ勘付いた 彼は立とうとして、腕を床についたがどうやら何かに繋がられてるらし 立てない そうしてるうちに男性が目覚めた。 「お、起きたか、寝てもうてすまんの」 と男性が発した第一声はなんの変哲も無いものだ 何か意味はあるのかと必死に彼は考えたがわからなかった。 「お前は誰だ、一体何のために俺を捕まえた」 そういうと男性は 「そう、怒鳴るな 体力使うぞ。俺はここで色々な研究をしている谷口と言う。 お主は神田だな。」 「ああ、そうだ。 何のために俺を捕まえたか話せ この拘束を解け」 「そうだったな 1つ目にお前は研究の被験体になって貰う必要があるからだ」 そう言うと、神田の拘束を解いた。 神田は怒りを込み上げているが抑えて話し合いをする事を優先した。 「なんの被験体なんだ」 「いい質問だ。 俺の研究は人と人、人と物、人と動物を入れ替える研究をしているのだ。 そこで君の体の中にしか無い物質が必要なんだ」 何のことか神田はついていけていない それどころか家に帰りたい一心で一杯なのだ。 「俺の中にしか無い物質ってなんなんだよ!」 誘拐された上に、拘束をされ、被験体などと言われて神田は頭にきていて平常心を保てない状態であった。 「それは、シドロンと言う物質だ」 「そんな物質聞いたことねぇよ。 本当にあんのかよ」 と疑いをかけるが谷口は動揺すらしなかったから恐らく本当なんだろう。 神田の心の中では疑問で一杯だった。 「そらそうだ。 お前の体からしか採れない物質なのだから 医師もその物質が何なのかわからなくて隠していただろう」 神田は何故、俺の体から採れないんだよ! と思っていたが声には出さなかった。 聞いても何も変わらないと思ったのだろう。 神田は谷口に協力する事にした。 「わかった。 協力するが、俺が疑問に思ったことを全て答えてもらうぞ、 それが守れないなら断る。」 「わかった! 答える ありがとな 自己紹介はいらないぞ」
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