1人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女の消失の理由や、行方を探すためにまたネット検索しようか考える。
しかしその気力も散々したからないと考え直した。
なんだか自分ばかりが思っていて馬鹿馬鹿しい。
それでも頭の中のこの思いを吹っ切ることができない。考えるほど頭の中で流れているTuvabandのUnknownで思考がどこか遠くに行ってしまう。
だったらそうだ。いっそ深く考えたほうが良いと彼は思った。
彼女は心の旅をしていると考えた。彼女も何かでか思い悩んで、俺のことをとうに、どうでも良くなっている込みでも良いから思い悩んでいると。
俺が心の旅を今までの中でしているように、彼女の心の旅を考えようと決めた。
だから彼女が書き込んでいたFacebookでの情報内で探る事にした。
彼女は大学を卒業してからFacebookを始めたと書き込んでいた。
それで時折、第二者と第三者との関わりが疲れると言っていた。
彼女は多分自分の立ち位置が分からなくなった。だからいっそ思い切って位置から離れようと。
Facebookがそんな「第二者と第三者との関わり」と、関係しているかは分からない。
でもネットもいっそ離れたくなったんだろう。リアルではそれがしずらいけど、ネットなら可能と。
彼女と実際にあった時はもちろんネットとかの境を越えていた。
しかし彼女にとってはネットの延長線にしか過ぎなかったのだろう。
実際にFacebookを辞めた事で自分と会っていない。
こうやって心の旅をして離れたのは彼女だけじゃない。高校の頃まで仲良しだった友達や、近所の猫もだ。
自分の場合の心の旅はどうなんだろう?
誰と離れていったのだろう? 少なくとも、本当に仲良くしてくれたはずなのに、自分が触れ合うのを躊躇って離した人が多い。
彼女は前はFacebookに毎日のように書き込んでいた。自分の好きなアニメやゲームの事。音楽グループの事。
それが自分の好きなものだったら返信すると、彼女は嬉しそうにコメントしてくれた。
また彼女は自分の書き込みにもレスしてくれた。
それは真剣な内容。自分の趣味。自分の悩みについてなど、彼女のほうから時折返信して、励ましてくれたりして嬉しかった。
彼女は自分自身にだけ興味がある人でなく、相手についても親身に接してくれた。
そんな彼女と会ってからしばらくして毎日のように更新していた書き込みが途絶えて、時々書く内容が「第二者と第三者との関わりが疲れる」とか「今日は体調不良」とかの内容だった。
最初のコメントを投稿しよう!