sol

10/71
前へ
/397ページ
次へ
敬吾が反射的に柳田の方を見ると、彼はピースサインをちょきちょきとアピールして見せてにこにこと笑っていた。 その手の中の携帯から、『敬吾さーん』と逸の声がする。 呆気にとられている敬吾に柳田が携帯を手渡すと、画面いっぱいの笑顔を浮かべて逸が手を振っていた。 話はまた、数日前に遡る。
/397ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2988人が本棚に入れています
本棚に追加