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「葵…私だけを見て
私だけを感じなさい」
葵は両手を上げた格好で
天井から吊るされたまま
預言者に前から後ろから横から激しく攻められ
叫びながら泣きじゃくった
「よ…げん……しゃさ…ま
なぜ…」
泣いてもあえいでも許してもらえない
なぜ怒っているのか
苦痛を与えるのかわからなかった
葵がボロボロに果て
気を失うと預言者は葵をいましめからとく
「葵…
やはり…封印をとく前に…こころに誰か入らせたか…?
解放の兆しを感じてここに連れてこさせたが…
許しませんよ…私の花嫁…」
意識のない葵を抱く
預言者の紅い瞳が葵を見ていた
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