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『ツクヨミ』日本支部の芳樹は
咲夜からの連絡をイライラしながら待っていたーー
あれから2日たち…3日目に入ろうとしていた
ーー預言者は…
やはり葵を…?
嫌な予感しかしないーー
動くか…
葵は朝となく夜となく預言者に抱かれてーー
そのまま気を失った
葵は夢を見ていた
暗い中、姿が見えない誰かに抱かれている夢
あえぎながらーー感じる
この腕をこの唇を
この肌を
この腰骨を
このたぎるもののカタチを
自分のカラダは
ーーよく知っていた
この誰かをーー
そうだ…私は好き…だったーー
頭のてっぺんから足の指先まで
髪の毛の一本一本まで
愛情に満たされて
「葵、好きだよ」
と微笑みかける
いつも一生懸命で
まっすぐでーー
…そして
ーーとても…
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