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高円寺龍三
葵は内藤に抵抗しない
カラダに力も入らなかった
内藤はバスルームまで葵を抱いていく
猫足の白い陶器のバスタブにはお湯が張られ、
アロマオイルなのかいい匂いがした
そーっと湯船におろされた
気持ちよくて…葵が目を閉じる
「洗いますね、どうぞそのままで…」
まだ甘い痺れと挿入感と…けだるさの残るカラダで薄目を開けると
内藤が近くから見ていた
若い貴司はスポーツでもしているのか筋肉質で大きなカラダをしている
貴司に負けるとも劣らず
内藤は大人の引き締まった体をしていた
ところどころに銃創や刀傷が見られた
バスタブに浸かった葵のカラダを内藤は丁寧に洗う
大きなごつごつした手はとても優しい
葵は徐々に回復していたが、されるがままになっていた
髪も丁寧にシャンプーされる
下半身を洗う時…葵が一瞬ぴくんと動いた
「…」
内藤は微かに息を止めた
「…」
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