小さいやつ

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…………もふ… 「………ぇ…っ」 やわらかい毛並み。 うさぎか 子猫ほどの大きさ。 小さな寝息が 聞こえてくる。 「………ねこ…??」 緊張の糸が ぷつリと切れた。 額にはうっすらと 汗をかいていた。 思っていた以上に 俺はビビッてたらしぃ…。 「……なさけねぇ…;」 自分の弱さに 情けなさを感じながら 俺はまた目を閉じた。 そして だんだんと夢の世界へ 落ちそうになる… 「………ッ」 ………しかし 頭の中で何かを 思い出した俺は 目を見開いた。 眠気など 一気に消えていった
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