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「…お風呂でしたいの?」
耳元で囁く。いつかお風呂でした時を思い出したのか、弾けたみたいに赤くなる彼女。
「そ、そう言う訳じゃ…!」
「じゃあ良いじゃん、」
片方の手はそのまま胸に触れながら、反対の手でヒップや内腿を撫でる。何か言いたそうに顔を覗き込まれたから、唇を奪った。頼むから、これ以上焦らさないで欲しい。そんな気持ちも込めて、強引に舌を攫う。
彼女をこちらに向かせると、恥ずかしいのか、今度は彼女の方から唇を塞がれた。
もう付き合って3年近く経つし、子どもも居るんだから、何を今更恥ずかしがってるんだと思うけど。
でも彼女がいつまでも恥じらいを忘れないから、こっちも興味が湧いてしまう。見たいとか、触れたいとか、まるで付き合いたてのカップルみたいに。
両手で頬を包んで、彼女のキスに応える。
右手を首筋から背筋に沿って滑らせた。なめらかな白い肌。柔らかくて、あたたかい。
唇を離すと、愛する彼女の全てが見降ろせた。
ああ、綺麗。溜め息混じりに呟いてしまいそうになるほど、彼女は頭のてっぺんから足の先まで全てが美しい。
見上げてくる潤んだ瞳。そんなの見せられて、滾らない男なんてこの世に絶対に居ない。
胸に唇を寄せて、腰やヒップを撫でる。と、彼女が甘い声を出すから、余計に気持ちが高ぶった。
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