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今日、父が死んだ。
父は、旅の途中でテロと遭遇し、射殺されたらしい。
父は沢山の財産と、屋敷と、メイドさん達を残していった。
母も少し前に天に昇り、今は俺とメイドさん達で暮らしている。
俺は穴太 高綺、高校生だ。
今は朝起きたばかりだ。
俺はメイドさんの作ったを食べ、メイドさんの作った弁当を持ち、屋敷を出た。
学校までは歩きで、屋敷から1キロほどだ。
学校に行くのは基本1人だが、1人といっても、ぼっちではない。
学校に行く方向に友達がいないだけだ。
父が死んでから憂鬱だ。
母が少し前に死んだので、父にはよくしてもらっていた。
なので、何かをしようとしても、やる気が出なくなり、部活もやめた。
父が俺に一生遊べて暮らせる大金を残したので、このまま遊んで暮らそうかなとも考えた。
しかし、メイドさん達がいる。
メイドさん達は3人いて、みんな、俺とかなりの付き合いだ。
なので、俺もメイドさん達とは離れたくないと思っている。
「どうしようか」
俺がそんなことを考えるうちに学校に着いた。
学校に着くと同時に、
「よう」
と、声をかけられた。
こいつは、子子子子 湊。
小学生からの幼馴染だ。
「なあなあ、今日からキラキラの新学期だぜ。」
「新学期はキラキラしてるのか?」
「まあ、そんな事は放っておいて、実は俺、彼女出来ちゃったんですよ~~!」
「おう、おめでと」
「その反応は酷いぞ!小学生からの親友なんだし、もっと良い反応しろよ!」
「わーいあはは」
「酷いぞ!お前が彼女出来た時、お前みたいな反応してやるからな!」
クソみたいな話をしていたら、教室に着いていた。
教室に着いて、授業をして、いつもと変わらない一日だと、思っていた。
「あのさ、今日お前家行っていいか?」
「別にいいが、何故だ?」
「少し相談に乗って欲しいんだ。」
そういうことか。
相談ぐらいなら乗ってやってもいいな。
「いいぞ。」
「よし、じゃあ帰り、寄っていくわ。」
と言って、湊は、元も席に戻った。
放課後、湊と一緒に帰り、うちの屋敷に着いた。
「やっぱお前の家って、でかいな!」
「まーな。屋敷の中に入るぞ」
屋敷の中に入ると、
「おかえりなさいませ。ご主人様」
メイドカフェでよく見る服装をした3人のメイドが並んでお出迎えしてくれる。
「あら、今日は湊様もご一緒ですか。ごゆっくりおくつろぎくださいませ」
湊はたまにこの屋敷に来るから、メイドさんも知っている。
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