エピソード2 謎の男と謎の魔法

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「いかん、話がそれてしまった。もう君は契約完了している、、」 「ちょっと、何事?、、、誰?」 光さんが来た。 「あ、これ悪魔です」 「気が狂ってしまいましたか」 光さんは普段は気が強いが、メイドさんの時は、礼儀正しい口調になる。 今のように、普段の口調に戻ったりする。 「いや、狂ってません」 まあ、こいつが悪魔だっていう証拠はまだないのだが、俺は正常だ。 「説明ありがとう、では改めて、もう君は契や、、」 「あら、お客様がいらっしゃいましたか」 響さんも来た。 響さんは普段からおとなしいので、気が動転しても変わらない。 「なんか、ひどくないか、君」 「いや、俺に言われても」 「まあいい。契約は完了しているのだ」 「面倒くさいので全て湊がしてくれるそうです」 「え、僕?別にいいけど」 湊は賢いな。 「私も別にそれで構わんぞ」 「ならそれで」 と、俺が言うと、悪魔が急に笑い出した。 「ふふふフハハハハ!!ええ、、」 「湊です」 「湊よ!本当にいいのだな?」 「いいですよ」 「よし、これから、契約の儀式を始める!!君はただ立っているだけでいいぞ」 と、言うと、周りが光りだした。 おお、これが魔法か。 なんかすごいな。 「「「「おお」」」」 みんなも驚いているらしい。 と、いきなり、目の前が真っ白になると、すぐ、元に戻った。 「しまった。魔力の分量を間違えて多くしてしまった。すまんが、ここにいる全員と契約をしてしまった」 「「「「え」」」」 「お、俺、2回目ですよ?大丈夫なんですか?」 「ああ、それは大丈夫だ。かくかくしかじかなので、安心したまえ」 「1ナノメートルも安心できないのだが。」 まあ、悪魔が言うなら大丈夫なのだろうがな。 これが悪魔なのかは不明だがな。 でも、さっきの魔法的な奴を見せつけられたら認めざるを得ないな。 「ちなみにナノメートルは、10憶分の一ミリメートルなんだよ」 「湊ってこういう系は詳しいんだな」 「データベースだかrぶぁ!!」 おっとこれ以上は言わせないぞ。 どこかのアイスクリームになってしまう。 「あ、悪魔さん。私たちってこれからどうなるのですか?」 「そうよ、契約破棄とかっけないの?」 「私は別にそのままでいいですけどね」 響さんは結構乗り気なんだな。 「すまんがそれは無理なんだよ。こちらにも事情があるのでね」 光さんは嫌そうだったから気の毒だがな。 あ、俺もか。
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