18話 王都での製品開発

4/5
前へ
/39ページ
次へ
 何十回の試行錯誤の後、何とか1セットのボルトとナットの製造に成功し、特許審査にかけ特許を取得する。  その日、ロランはヘスティア商会のクレイグ氏に向かい一言、 「ライセンス契約について交渉させていただきたいのですが…」  クレイグは口元を緩ませ 「ロラン君のその言葉一日千秋の思いで待っていましたよ。」  その後、急ピッチで『バトミントン・剣玉・ヨーヨー・釣具・ボール(魔物の睾丸)、サンバイザー付きキャップ・寝袋』といった趣向品や『ヘルメット・シャベル・カラーコーン・トラロープ、生ゴミを土に返すタンク・ロクロ』といった生活用品、『バネの特許取得によりショック吸収機構付き馬車・マンホール・グレーチング・各種弁『バルブ』・ギア『歯車』・フランジ・エルボ』といった製品の特許も取得し、ヘスティア商会とライセンス契約を随時締結していく。  『料理』に関してもロランは元の世界で食べていた料理について特許を取得していく。  現在はヘスティア商会のクレイグ氏に天然のゴムの木を探し出すよう要請し、天然ゴムを使用したパッキンの特許取得を計画している。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加