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「ソフィア…。天使みたいだよ…。」
ソフィアは顔を赤らめ下を向く。クレイグ氏が『イライラ』しているのが伝わってきたので、ロランはソフィアを連れ、街に繰り出す。
「ちょっと冒険者ギルドによっていいかな。一週間デートを楽しむのでその間はギルドへ行けないことを伝えておきたいんだ。」
ソフィアは顔を赤らめ頷く。「傍から見ればお子様のデートにしか見えないんだろうけど…こんなに楽しいとは」とロランは終始笑顔である。
しばらく歩いて冒険者ギルドに到着すると、ロランはソフィアをロビーのシートに座らせ、サブリナの窓口に並ぼうとした矢先、大男が2人をはやしたててきた。
「ようよう、お二人さん、お熱いね。ここはお坊ちゃん、お嬢ちゃんの来る場所ではないよ…がははは…」
ロランは目線をオリバーに向け、圧をかけていく
「おはようオリバー。また、投げられたいのかな!…」
オリバーの顔から急に血の気が失せていく。この大男は以前自分の仲間をロランに回復させるためロビーで暴れまわりロランに投げ飛ばされた男である。
「ロランの兄貴ではないですか…。こちらのお嬢様は兄貴の想い人ですか…」
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