35人が本棚に入れています
本棚に追加
ロランは鍛冶工房に向かう。2週間前にエスペランサの街からワーグがロランを追って王都に引っ越し鍛冶工房を開いたと聞いていたので、現状視察も兼ねて訪問した。
「親方!ロランですよ…」
扉が開き、約5ヶ月ぶりにワーグが現れる。
「おおっ、ロランじゃないか。そこのお嬢ちゃんは誰なんだ…」
「はじめまして、ソフィア・コンラートと申します。ロラン君の恋人です…」
「随分、元気のいいお嬢さんだな…ロラン…」
ロランは再び右手を額に当て、項垂れる。
「ところで、ロラン何のようだ…」
「ソフィアに似合うペンダントを作ってもらいたいなと思って。それと今ヘスティア商会で販売している商品を大量生産したいので親方に協力いただけないかと思いまして…」
「うむ、分かった。わしが作るよりロランが作った方がいいじゃないか。」
「これから色々なところを回りたいので時間が…。それと大量生産の打ち合わせを来週の光3日(水曜日)に行いたいので時間開けておいてくださいね…」
ロランはソフィアを連れて鍛冶工房を出ていく。
途中、カフェのような店で軽い食事を摂りながら会話を楽しむ。
最初のコメントを投稿しよう!