35人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
「なるはずがないだろ。B級ライセンスの男を一発でのしてしまう腕前なんだから。それに何より『ヒール』が使える。私達はヒーラーを欲しているの!私はジェシカ・カナリス、パーティでは盾の役割をしている宜しくね。」
とウェーブはかかっているが髪の長さは肩まででブロンドだが少し赤が混じっている、筋肉質だがスタイルの良い、クラウディアとは違う種類の美女がロランを見つめる。
「私はへスティア商会で商品開発を行っているのでパーティに参加できるのは週に3日だけ、それに来年の4月に王立魔法学園に入学する予定なので約1年しか参加できませんが…」
「では決まりね。私はリーン・バイン・アウアー。パーティでは後衛で弓と魔法を使用し2人を遠隔サポートしています。」
とストレートな腰まであるブロンドの髪と、透き通るような白い肌、エメラルドのようなグリーンの瞳に長い耳、エルフであり絶世の美女であるリーンが強引にロランのパーティ参加を決定する。
「では、ロラン君が私達『ヴァイスローデン』の一員になったことを祝って皆で食事をしましょう!」
とクラウディアは言うやいなや大量の料理とお酒を注文していく。
ロランと美女3人は食事 をしながらフォーメーションの打ち合わせや自己紹介を行い、お互いの距離を縮めていく。
「では、明日9時に『ヒルデ迷宮』で待っているからね?」
と3人はご機嫌で宿屋を出ていく。
少し経ってからロランも食事代を支払に会計に向かったところ、3人の食事代も請求された。
「私はこれからメッシーにされてしまうのかな。いやいや、これからはきちんと割り勘にしてもらおう」と思いながら大銀貨5枚(日本円で5万円)をロランは支払った。
「あんなに美人なのに皆大食いすぎるよ」とロランは少し憂鬱になった。
最初のコメントを投稿しよう!