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小学生のうちは、一生懸命声を張り上げても、みんなには届かない。
歌なら…大きな声が出せるのに…。
どうして?
そんな中で、六年生の私に舞台に立つチャンスがやって来た。
国語の教科書の朗読大会。
各学年から二人ずつ選ばれて、父兄の前で朗読する。
なんと、先生と生徒の推薦で私が選ばれた。
最高学年とあって、暗記するページは30ページ位あったと思う。
暗記力と、国語の成績で私に決まったらしい。
まあ、小さな学校なので同級生は18人しかいない中での推薦。
自慢にもならない(笑)
だけど、頑張って暗記したのを覚えている。
朗読なら、声はみんなに届いた。
本を読むのは好きだったから…
読み聞かせも、保育園でも友達にしてあげていた。
言葉を、物語を伝える喜び…
歌を歌うように語りかける。
朗読の声は
みんなに届いた。
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